(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:Mocosuku編集部
監修:坂本 忍(産婦人科医)
ここでは切迫早産とはどんな状態で、切迫流産とはどう違うのかご紹介します。
切迫早産とはどんな状態?
赤ちゃんは通常、妊娠40週前後で産まれます。赤ちゃんがお腹の中で十分に発育し、いつ産まれてきても問題ない時期を「正産期」と呼び、具体的には妊娠37週0日〜41週6日を指します。
「早産」とは、正産期より前(妊娠22週〜37週未満)に赤ちゃんが産まれることで、「切迫早産」とは早産になりかけている状態を言います。
感染症や体質などが原因で起こると言われており、全妊娠の5%に見られます。早産した赤ちゃんは発育が不十分なため、呼吸がうまくできない、体温を保てない、感染症になりやすいといった問題が生じやすいため、早産は可能な限り避けることが望まれます。
なお、切迫早産と似た言葉に「切迫流産」があります。流産は妊娠22週未満に赤ちゃんが死んでしまうことを指し、流産しかけている状態が切迫流産です。
切迫流産になったからといって必ず流産するわけではなく、安静や薬剤などで妊娠を継続できる場合もあります。
スポンサーリンク