「偏頭痛」がツライ… そんな時の5つのヒント

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「偏頭痛」がツライ… そんな時の5つのヒント

公開日時

 
執筆:井上愛子(看護師)
 
 

偏頭痛は、慢性的な頭痛のなかでも非常につらい頭痛です。
頭痛発作が始まると、頭の片側が「ズキンズキン」と拍動するように強い痛みが襲い、胸苦しさや吐き気、めまい、目がチカチカする、といった症状を併発することも。ひどい人は仕事や勉強など手につかず、その場にうずくまってしまうほどです。

 

程度の差こそあれ、1〜2日で治ることが多く、結局病院へは行かずにそのまま様子を見ている人が多いのも特徴です。
発症は10~20代の若いうちから始まる場合もあり、女性に多いのも特徴です。
 
 

偏頭痛の対処法

 
症状の程度は人それぞれですが、毎回同じような症状を繰り返す人が多くいます。
病院へ行かない人が多い理由には、頭痛発作が起きたときの症状があまりにもひどく、病院へ行かれるような状態ではないことがあります。そのような場合に心得ておきたいのが、以下のような対処法です。やがて発作は治まります。
 
1.冷やす
偏頭痛は、脳内の血管が急激に拡張したことにより起こる痛みと考えれらていますので、温めたり、マッサージなどを行うのは逆効果。
血行をよくする入浴やシャワーも避けましょう。
こめかみなどズキンズキンと脈を打っている部位を、冷却シートや氷枕などで冷やして、安静にしましょう。体を動かすと痛みが増しますので、家事や仕事は中止です。
 
2.食べ物・飲み物
カフェインは血管を収縮させる作用があるので、軽度の偏頭痛の場合は、痛みを軽減させる効果があります。コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶などを飲んでから休んでもいいでしょう。
反対に、チョコレート、チーズ、赤ワイン、トロピカルフルーツなどは偏頭痛を引き起こしやすいものだと言われていますので、摂り過ぎに注意しましょう。
 
3.環境
音や光に過敏になっているので、暗くて静かな場所で横になりましょう。また、偏頭痛のピークは1~2時間です。できるだけ眠ってしまうのがいいのですが、寝すぎてしまうとそれはそれで逆効果と言われますから注意しましょう。
寝不足・寝すぎ、空腹などは偏頭痛の誘因になることがあります。特に週末の寝だめは空腹と重なって症状を重くする傾向があると言われますので、普段から注意しておきましょう。
 
4.日常生活
疲労やストレスは偏頭痛の誘因です。人ごみや狭い場所などで起こることがありますので、避けた方がいいでしょう。
 
5.薬
ピルを使用する場合には、医師と相談して頭痛を誘発しないように注意しましょう。
薬局でも「偏頭痛薬」と名うつ薬が売れらていますが、もし購入する場合は、薬剤師とよく相談しましょう。偏頭痛に限らず、頭痛薬は頭痛が起きるまえに服用するものではありません。そのような行為は「薬物乱用頭痛」を引き起こし、逆にいつまでも頭痛が治らないという悪循環に陥ってしまいます。
もし月に10回位薬に頼っている生活であれば、脳神経外科、神経内科などを受診して診断を受けましょう。
 
 

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