(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
2015年もあとわずか。みなさん今年もきちんと健康診断は受けましたか? 再検査を指摘されたのにそのままの人、結果通知の封すら切っていない、という人もいるのではないでしょうか。でもきちんと数値をみてみると、歳とともに変化している項目があることに気づくはずです。しかしそれにどんなリスクが隠れているのか?わかりにくいのも実情です。ここでは、「糖尿病予備軍」の疑いのある会社員・Aさんの日常生活と検診結果をみてみましょう。
10年前と比較してみたら…
Aさん(43歳・男性)は、中間管理職として忙しい日々を送っています。夜は食事会や飲みになることも多く、家で夕飯を食べられても、大抵帰宅は22時過ぎ、それから夕食です。
最近は、育ち盛りの小学生の息子に合わせて、から揚げやコロッケなどのガッツリ系が多くなりました。お腹が空いているので、自分と子どもの分まで残さず完食。また、風呂あがりに晩酌をするのが自分へのご褒美! 早くても寝るのは0時過ぎになってしまいます。
朝はできるだけ寝ていたいAさん。時間がないので朝食は食べません。休みの日は家族サービスでお出掛け&外食。運動はしていません。昔は運動神経がいいほうだったのでやればできるけれど、時間が取れません。体重はここ5年で10キロ以上増え、気がつけばおなかがポッコリ・・・。
さて、あなたはAさんの生活の中に、いくつうなずくポイントがありましたか?
つづいて、Aさんの健康診断の結果を見てみましょう。
身長:170 (cm)
体重:78.5 (kg)
BMI:27.2
腹囲:91.5 (cm)
血圧:135/90 (mmHg)
中性脂肪:178 (mg/dl)
HDLコレステロール:48 (mg/dl)
LDLコレステロール:132 (mg/dl)
空腹時血糖値:112 (mg/dl)
HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー):5.8 (%)
Aさんの結果は、肥満と血圧・中性脂肪が「経過観察」。これはつまり、「生活習慣を見直しましょう」レベルです。Aさんはさほど危機感を抱いていませんが、じつは「糖尿病予備軍ですよ」という重要なメッセージを発信しているのです。
スポンサーリンク