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執筆者:井上愛子(看護師)
年に数回、また月に数回、突発的に起こる「偏頭痛」。
多くの場合、頭の片側がズキンズキンと強く脈打つように痛む、とても辛い頭痛です。
現代では、成人の1割弱が偏頭痛もちと言われており、特に女性に多いのが特徴です。そのため女性ホルモンが関係しているのではないかと言われています。
なかには発作的な頭痛に加えて吐き気をもよおし、仕事や家事も手につかない症状の人もいます。予定もキャンセルせざるを得なくなるので、いつ起こるかわからないというのは大きなストレスです。しかし頭痛発作が治まればなんともないため、薬局で売っている市販薬で対処しようとする人も多く、受診率が低いのが実情です。
薬の飲み過ぎは悪化させることも!
市販薬ですぐに治まる頭痛と違い、偏頭痛は市販薬で対処できるものではありません。そうとは知らず市販薬を飲みすぎてしまうと、かえって偏頭痛を悪化させてしまうこともあるため注意が必要です。
偏頭痛患者は、発症頻度が多くなり日常生活にも支障をきたすほどになって初めて病院を受診する、というケースが多いのですが、早めに専門医に相談することが大切です。
頭痛を診るのは神経内科や脳神経外科ですが、最近では頭痛治療専門の「頭痛外来」を設けている病院も増えてきています。
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