(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:座波 朝香(助産師・保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
「○○に注意」「○○してはいけない」・・・などと、妊娠中は何かと注意事項が多いものです。
そのひとつに「トキソプラズマへの感染」があります。
トキソプラズマとは一体どういうものなのか、また感染するとどうなるのか。
今回はトキソプラズマが引き起こす症状と、注意点についてご説明いたします。
「トキソプラズマ」とは?
「トキソプラズマ」は原虫の一種です。
「虫」という字がありますが、トキソプラズマはとても小さい微生物で肉眼では見えません。
あらゆる哺乳類や鳥類に感染し、それらのフンや土の中など、どこにでも存在しうるものです。
また、マラリア原虫のように、特別な地域(熱帯や亜熱帯)に限らず、どんな地域にもいるといわれています。
トキソプラズマに汚染された食肉や、家畜・猫のフンなどを介して、口や目から入ることで感染します。
トキソプラズマによって引き起こされる感染症を「トキソプラズマ症」といいます。
スポンサーリンク