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内臓の冷え 予防:2杯目以降は「常温」で
こうした「 内臓の冷え 」を予防するには、外の気温に関わらず「室温以下のもの」を摂りすぎないことが大切といわれています。たとえば晩酌に冷えたビールを飲むなら、2杯目以降は常温で飲めるワインなどに切り替えるといった工夫も必要。「冷たいもの」はあくまで暑気払いに少しだけ、というのが基本です。
この時期の屋内では「クーラーによる冷えこみ」もカラダに影響するため、オフィスで仕事をする際はお腹を冷やさないように心がけ、お茶などの「あたたかい飲み物」を摂るようにするのも体調維持には効果的です。
「点滴飲み」が基本
また、お水を飲む場合もできるだけ冷蔵庫で冷やしてあるものは避け、常温のものを摂ったほうがカラダにとっては良いようです。飲み方も、ガブガブと一気に飲んでしまうのではなく、数回に分けてゆっくりと飲む「点滴飲み」が、カラダに水分を浸透させるには効果的。脱水症状や熱中症からの回復にも「点滴飲み」で水分補給をすることが大切といわれています。
よく、「夏の疲れは、秋に出る」といわれますが、内臓の場合もおなじこと。季節を先どりしてカラダをいたわることで、気候や気温の変化をスムーズに乗りこえましょう。
井澤佑治(いざわ・ゆうじ)コラムニスト
舞踏家/ダンサーとしての国内外での活動を経て、健康法・身体技法の研究、高齢者への体操指導、さまざまな障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などに携わる。
監修:岡本良平医師(東京医科歯科大学名誉教授)
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