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「 天然山菜 」と「栽培山菜」の違いって?
農薬や肥料を使わず、大自然の力のみで育てられた「 天然山菜 」と、人の手によって作られた「栽培山菜」にはどのような違いがあるのでしょうか?株式会社あきた森の宅配便、代表取締役の栗山さんはこう話します。
「栽培山菜も美味しいのですが、天然山菜のほうが香りはずっと強いです。土壌が違うので、できる山菜も立派なものになります」
食事を楽しむ要素として大切な「香り」。天然の山菜と栽培の山菜ではこの部分がまったく違うそうです。
おすすめの3つの 天然山菜 って?
ひとくちに山菜といっても何十種類もあります。「あきた森の宅配便」では、厳選した12種類の山菜を提供しているそうです。せっかくなので、栗山さんにオススメの山菜トップ3を伺いました。
1位:みず
「秋田の山菜でもっともメジャーなのは“みず”です。これは皮をむいてさっと茹でて、塩昆布と絡めます。食感がシャキシャキしていて美味しいんですよ」
山菜のなかでも栄養価が高いのが「みず」です。みずにはビタミンB1、B2、Cやミネラルが豊富に含まれています。細胞を活性化し、抗酸化作用にも優れているため、アンチエイジングにも効果があり、美肌にも効果的です。
2位:根曲がり竹
「ネマガリダケは美味しいので野生の熊もよく食べています。人と熊とが競うようにして食べていますね(笑)。そのまま焼いて、お味噌につけて食べたり、わさび醤油につけて食べたりするととっても美味しいですよ」
「姫竹」と呼ばれることもある根曲がり竹。タケノコ同様、カリウムを豊富に含んでいるため、生活習慣病の予防効果も期待できます。また、不溶性の食物繊維もあるため、腸の運動が活発になり、便秘予防にもぴったりです。
3位:わらび
「わらびはあく抜きをしないといけないので面倒ですが…。山菜の定番です。収穫は秋田県が日本一とも言われています。調理法は、あく抜きをしたあとに軽く茹でたあとに、めんつゆと絡めて食べるのがオススメです」
わらびは、利尿作用や通便作用を持っているため身体のなかにある老廃物や有害物質などの毒素を排出します。また、石灰質を含んでいるため、歯や骨を強くする役割も持っています。また、わらびは乾燥させるとカリウムや鉄分が10倍に増えます。
ほかにも春の山菜である「ふきのとう」や、茎や葉などすべてが食べられる「葉わさび」、山菜の王様と言われる「たらのめ」、素手で触ると痛いけど茹でて食べると美味しい「あいこ」など、さまざまな山菜を紹介していました。
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