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液体食品 :「咀嚼(そしゃく)」が身体にもたらす影響とは
口にいれて食べ物を咀嚼する(かみ砕く)ことは、唾液を分泌させ、口の中の細菌の状態を良好に保っています。歯を丈夫にして各臓器の消化液の分泌を促進します。顎を動かすことで、脳内の血液量の増加、覚醒効果、リラックス効果、ぼけ、視力低下、むし歯などへの予防の働きもあります。
さらに、食べることは大脳の働きを活発にして、精神を安定させ、ダイエット効果もあります。あごの筋肉を使うことで、あごが引き締まり、顔もスッキリします。
液体食品 :「食べることの意味」を見直す必要がある
食欲は人間にとって3大欲求の1つであり、生きていくうえで必要不可欠なものです。最近の特に子どもの食生活の変化が社会問題にもなってきています。「孤食」や「個食」が増えて、食習慣の乱れが指摘されています。
誰しも人とのかかわりの中で生きています。一番身近な人たちは家族でしょう。家族が集うときには必ず食事があります。そこで一緒に食事をすることで、美味しさや楽しさも生まれ、感情面でも影響を与えています。それは、その人の感情全般にも大いに影響しているのです。
高度経済成長期以来、日本の食生活は変化し、食事を一緒にしないことで、しつけやマナーの低下が指摘されています。社会的犯罪が起こると家庭の問題がクローズアップされることもあります。人と一緒に食事をすることで、精神的安定が生まれ、人を愛する気持ちも生まれるのです。
今回の 液体食品 を1年間食べ続ける企画に関してはニートの応募が多いといわれていますが、一人でいることに慣れている人が食事も一人で、この栄養食品を摂ったときどうなるのでしょうか? 食事は単に生命維持のためのルーチンではなく、健康面や精神面で、大きな意味があることを忘れないようにしたいものです。
執筆:南部洋子(看護師)
監修:坂本 忍(医師)
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