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蕎麦の栄養 !健康的な食べ方のポイント
足りない栄養素を補いましょう
蕎麦に足りない栄養素は、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンC。たんぱく質は肉、魚、豆製品、卵など。ビタミンAが多く含まれる食品は、レバー、うなぎ、アナゴ、卵、かぼちゃ、人参、しそ、焼き海苔など。ビタミンCが多く含まれる食品は、キャベツ、大根、じゃがいも、さつまいも、しそ、レモン、いちご、みかんなどです。ですから、蕎麦と相性のいい「天ぷら盛り合わせ」は理にかなっていますね。鴨せいろ、にしんそば、おろしそば、月見そばなども足りない栄養素を補いやすいメニューです。
蕎麦湯をいただきましょう
蕎麦の特徴的な栄養素であるルチン、ビタミンB1、B2、カリウムなどは水溶性のため、蕎麦湯に溶け出しています。そのため、蕎麦湯はぜひ飲んでほしいもの。ただし、乾麺やゆで蕎麦は栄養素が溶け出すことはあまり期待できません。
ただし、つゆを多めに割って飲むと塩分の摂り過ぎになります。薄味と感じるくらい、もしくは蕎麦湯だけで香りやうま味を楽しむのがおすすめです。
ダイエット中もトッピングを!
カロリーだけでみると、ざる蕎麦は具のあるものより低カロリーです。しかし、先にも述べたように、不足する栄養素もあります。特に、ダイエット中には、たんぱく質やビタミンCは積極的に摂ることが必要です。天ぷらなどの油ものは避け、鶏や鴨、野菜やきのこ類をトッピングしましょう。
蕎麦の栄養 !シメはラーメンよりそばがいい
お酒を飲んだ後は、シメに糖質を摂りたくなります。これは、お酒を飲んでアルコールの処理が進むと、肝臓で糖の分解や脂肪を作る働きが高まり、結果として、血液中の糖分が少ない状態になるためです。そんなときは、シメにラーメンでよりも蕎麦がおすすめ。蕎麦に含まれるビタミンB1や、B群の一種であるコリンは、肝臓の働きを助けてくれます。
<執筆>
山本 ともよ(管理栄養士)
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