(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
生理トラブル :生理中の頭痛・吐き気・腰痛
子宮とは離れたところですが、生理中は頭痛や吐き気、腰痛に悩む人もいます。
子宮内膜症が存在するとその病変部から痛み物質(プロスタグランジン)が分泌されているため、この物質が脳に作用することで頭痛を感じ、それと連動して吐き気をもよおすと考えられています。また腰痛は頭痛と同様に痛み物質の働きもありますが、血行不良や冷えなどでも起こります。
対処法
痛みどめや胃薬などで症状を緩和させることも必要です。腰痛がひどい場合は、腰を温める服装にするなど、普段から腰を大事にする生活を続けていくことで徐々に和らいでくる場合があります。
ただしあまりに痛みが強い場合は、やはり婦人科を受診し、他の病気がないか確認しておきましょう。
生理トラブル :刺激過敏性
生理中はお肌のトラブルに悩む人もいるでしょう。排卵後から生理前まで分泌量が増えている黄体ホルモン(プロゲステロン)は、男性ホルモンと似た働きも持っており、皮脂の分泌が多くなってニキビや肌荒れを起こし、刺激に対して過敏になります。
また生理中は特に、経血やナプキンなどによるデリケートゾーンの“蒸れ”から、かゆみ、肌荒れ、刺激過敏性を起こしやすくなります。
対処法
この時期には油分の少ないさっぱりした化粧品を使う、新しい化粧品を試さない、パーマや髪を染めるなど刺激の強い薬剤を使うことを避けるようにしましょう。
デリケートゾーンに関しては、自分の肌にあった生理用品を使うほか、ガードル・スパッツ・きつめのパンツやデニムなどで締めつけない、ナプキンをこまめに変える、気になる場合は赤ちゃんのおしりふきなどでキレイに拭き取るなどの工夫が必要です。
また入浴時にデリケートゾーンをキレイに洗いたくなりますが、ごしごしと洗いすぎるのは厳禁。この時期は刺激の弱い石けんに変える、あるいはお湯だけで丁寧に洗い流すだけでも良いこともあります。
スポンサーリンク