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生理トラブル :生理前から生理中にかけての強い眠気、寝つきの悪さ
生理前から生理中にかけて、眠気が強くなる、あるいは寝つきが悪いくなる人もいます。生理前はちょうど、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量の多さが入れ替わる時期です。
人は一旦上がった体温が下がる時に深い眠りにつくといわれていますが、卵巣からでるホルモンの変動により体温調整が上手くいかず、深い眠りにつけないことがあるのです。夜にしっかり眠れていないと、日中にさらに眠気を感じ、集中力が低下するという悪循環にもなります。
対処法
朝起きて日光を浴び、体内時計をリセットすることも1つの方法です。就寝する2~3時間前に入浴して一旦上げた体温を下げることも、寝つきの悪さを解消することに繋がります。
日中の眠気や集中力の低下は、アロマオイルや蒸しタオルでリフレッシュする、室内にこもらずに、軽い体操や、日光を浴びて外の空気を吸う、というのも良いかもしれません。
生理トラブル :生理前から生理中にかけて、不安や憂鬱を感じる、気分に波がある
急にイライラしたり、上手く感情をコントロールできなくなる人もいます。とくに普段から几帳面であったり、ストレスを溜めこんでしまう人、細かいことが気になる人、クヨクヨしやすい人は、これらの症状が強くなる傾向があるようです。
生理前から生理中にかけては、卵巣ホルモンの分泌量が変動することで脳に作用し、脳内のさまざまな物質の量も変動します。その結果、抑うつ、易疲労性、食欲の変化、不安感、易怒性などの精神面での変化をもたらすと考えられてます。
対処法
まずは自分の生理周期と不安や憂うつを感じる時期、気分に波がある時期を把握して、この時期には大事な予定を避け、早めに帰宅してリラックスできるように心がけましょう。
パートナーとケンカしやすい時期でもありますので、旅行などの大切な予定は極力避け、一人で過ごす方が良いかもしれません。日常生活にも支障を来すほどの変化がある場合は、お薬で軽減することもありますので、婦人科や心療科などで相談すると良いでしょう。
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