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身体の状態を反映する舌苔
舌苔は、唾液の分泌量、分泌液の状態、口腔内常在菌、体調などの影響をうけます。唾液腺は自律神経の影響を受け、内臓の状態を反映します。
また、胃粘膜の状態がよくないと、舌苔は一般に多く厚くなります。味覚や感覚を低下させて食欲を減退させ、食事の量を減らして胃腸を保護する働きがあるといわれています。
さらに、唾液の分泌が少なく口の中が乾燥しているときや、体調不良などで免疫力が低下していると細菌の繁殖が進み、舌苔も増えて、口臭の原因となります。
異常な舌苔とは
白色や黄褐色の舌苔は、身体が疲れたときや代謝が悪いときに現れます。風邪や高熱、口内炎が出ているときに多くみられます。自律神経の乱れでも現れ、不眠や精神的なストレスがある時によくみられます。タバコの吸いすぎ、慢性胃炎、消化不良、便秘、胃下垂、脂肪肝、アレルギー疾患、婦人科系の疾患などの可能性もあります。日常生活を規則正しくして、暴飲暴食をせず、冷たいものやアルコール、喫煙を控えること、消化の良いものをとり、胃を休めましょう。
また、黒色の舌苔は、抗生物質を長期間服用していると生じます。これは「黒毛舌」と呼ばれていますが、舌が黒くなったからといって勝手に内服を止めるのではなく、医師に相談しましょう。
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