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ブランド力とイメージ戦略はすごいけれど…
経済関連のニュースでは経営陣がさまざまな手をつくして、再建を考えていることが報じられています。
決して、これまでのブランド力に甘えているわけではありません。
広告展開では積極的なエンターテイメントとのコラボやキャンペーンの開発を行っています。足が遠のいたファミリー層を取り入れるために「家族の幸せ」をアピールできる旬のタレントさんを活用することもしています。
また、地域社会に向けても公立学校で警察とコラボレーションした防犯の寄附講座を展開するなど、本当に積極的です。
イメージ戦略は本当に徹底しているように見えます。これだけの展開をしているにも関わらず、「ヤバイ」と感じさせるのはなぜでしょうか。
なぜ、「安心」を売ろうとしないのか?
「そろそろヤバイんじゃない?」と感じる要素は識者ごとにさまざまありますが、日本人の消費者が強く求める「食の安全」を積極的に売りだそうとしないこともその一つだと思われます。
残留農薬や添加物の問題が広く知られて食の安全への国民的な関心が高まる中でモスバーガーは国産野菜を謳い、牛めしの松屋は無添加タレを謳うようになりました。
日本マクドナルドの不振が始まった一因が「食の安全への不安」であることを考えると、もっと積極的に「食の安全」を謳う戦略もあるように思われますが、今ひとつ消極的に見えます。
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