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毒親による毒抜きの方法:親から与えられたYes/No
毒親の問題が厄介なのは、親がその自覚がないことが多いからです。
親にしてみれば、見かけ上は子供にYesかNoかを尋ね、それに子供が答えているので、「子供は自分の意思で答えている」と理解します。しかし、こう答えれば親が喜ぶ、あるいは、こう答えないと親の気分を害する、という経験を日常的に繰り返していると、それが子供への強制力として作用する場合があります。
子供が無意識にそのパターンに沿って行動するようになるのです。
それが子供の気持ちと合致していればいいのですが、そうでない場合、子供は矛盾を抱えて生きていかなくてはなりません。それが子供の中でうまく処理されないと、「毒」として蓄積されていくことになります。
毒親による毒抜きの方法:毒から抜け出すための第一歩
そう考えると、Yes/Noをはっきりさせるということは、抱えている矛盾を解消し、自分の意思を確認することにつながります。
いまの自分が欲しいものは何かということだけでなく、過去に欲していて与えられなかったものについても、いまは自分で自分の欲しいものを手にすべく、取り組めるという風に考えることができるでしょう。それが結果として、親の影響に支配されていることから脱するための一手となるのです。
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