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執筆:株式会社 とらうべ
監修:太田 郁子(医学博士)
私たちの身体を調節したり、維持・成長させたり、防御する働きには、自律神経系や免疫などがありますが、同じような働きをするのが、ホルモンです。
ホルモンが安定して分泌されることによって、身体のバランスは正常に保たれていると言えるでしょう。とくに女性の心と身体には、女性ホルモンが大きく影響します。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがあり、妊娠出産に大きくかかわりますが、それ以外にもさまざまな働きがあります。肌や髪の毛、爪などのハリや潤いを保つ、骨の密度を保つ、コレステロールの調整など、美しさにも大きく影響しています。
反対に、女性ホルモンのバランスが崩れると、さまざまな身体の不調がでてきます。
近年、ライフスタイルが大きく変化し、ホルモンのバランスを崩して悩んでいる女性が増加傾向にあります。そんな時は婦人科へ相談に行きましょう。妊娠や生理(月経)に関することだけでなく、体の不調に関して気軽に受診して相談してみましょう。
ピルの効果と副作用 :女性ホルモンは老化を防ぐ?
診察をして、女性ホルモン剤を処方される場合があります。更年期障害や生理不順、不妊症などの治療に使われることが多いようです。
女性ホルモンが減少すると、老化が進むことは知られています。老化というのはお肌はもちろんですが、骨や血管の老化で、閉経から10年で骨粗しょう症や動脈硬化など大きな病気につながる変化となります。
そこで現在、健康寿命(元気でいられる寿命)を伸ばすために、閉経後の女性にはホルモン補充療法が勧められています。
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