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超妊娠初期~妊娠初期に気をつけること:薬やサプリメント
受精卵が子宮内に着床する、いわゆる超妊娠初期の時期は、受精卵が単に分割を繰り返す時期で、まだ重要な器官が形成される前です。
ですから、この時期に市販の風邪薬や鎮痛剤など、薬を飲んだとしても、基本的には心配ありません。
ただ、一部の薬(抗リウマチ薬や抗ウィルス薬、角化症治療薬の一部等)は、妊娠前から服用していると長く体内に残ってしまうので、妊娠初期の胎児に影響を及ぼす可能性があります。
妊娠初期は、胎児にとって臓器や器官が作られる重要な時期です。
ですから、この時期に薬を使用した場合、種類によっては、奇形や流産のリスクが高まることがあります。
高血圧の治療薬やてんかん薬の一部、抗がん剤、ビタミンAを含む薬やサプリメントは、胎児奇形の発現率のリスクを高めるので注意が必要です。
いずれにしても、妊娠の予定がある人で、持病があり治療中の方は、事前によく主治医と相談して、たとえ妊娠したとしてもリスクの少ない薬に変更しておいてもらうと安心でしょう。
また、安易な薬の服用は避け、必要時は産科の主治医に相談する事が重要です。
超妊娠初期~妊娠初期に気をつけること:日常生活の注意点
たばこ
たばこに含まれる物質、ニコチンには、血管を収縮させる作用があり、妊娠中の喫煙は流産のリスクを高めます。
また、同様に副流煙にも気をつけたいですね。
(厚生労働省平成22年度乳幼児身体発育調査報告書より作成)
上図からわかるように、妊娠中に喫煙本数が多い程、出生時の赤ちゃんの体重が軽くなっています。同様な相関関係は、同居人の妊娠中の喫煙本数と出生時の赤ちゃんの体重にも見る事ができます。このように、妊婦の喫煙、また同居人の喫煙は、例え流産という最悪の結果にならなかったにせよ、赤ちゃんの成長に大きな影響を与えるものである事を、充分理解をすべきでしょう。
ペットのお世話
前述の通り、特に猫の糞にはトキソプラズマが寄生している可能性があるので、お世話の後は流水と石鹸で手をよく洗いましょう。
感染症をさける
風疹、りんご病など妊娠初期に初めて罹患すると胎児に悪影響があるものもあります。
手洗いとうがいの励行、人混みではマスクを着用し、予防しましょう。
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