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一般的に、食道がんと飲酒・喫煙 の習慣には大きな関係があるといわれています。
アニメ監督の滝沢敏文さんは、日本サンライズ(現サンライズ)を拠点に、アニメファンの根強い人気を誇る「装甲騎兵ボトムズ」「ダーティペア」などの演出チーフ・監督として活躍し、近年では倉敷芸術科学大学の常任講師も務めていましたが、2015年、食道がんで亡くなりました。
早すぎる死が悔やまれますが、激務といわれるアニメーションの世界で奮闘された影響もあるのでしょうか。食道がんには飲酒や喫煙の習慣が大きく影響することが知られているため、飲酒と喫煙の両方の習慣がある人、なかでも、お酒を飲むと顔が赤くなる体質で、なおかつヘビースモーカーの人は注意しなければなりません。
食道がんと飲酒・喫煙 :日本で多い「扁平上皮がん」は飲酒・喫煙の影響を受ける
食道は気管や大動脈といった重要な臓器と隣接しています。食道がんは食道の粘膜に発生しますが、進行すると食道の壁を越えて気管や大動脈に侵入し、死亡の原因となります。
食道がんは大きく2つのタイプに分けられます。飲酒と喫煙によってリスクが高くなるのが「扁平上皮がん」です。そして、逆流性食道炎などの慢性的な炎症で生じるのが「腺がん」です。日本の食道がんのほとんどが「扁平上皮がん」であることから、食道がんを予防するには飲酒と喫煙を控えることが重要とえいます。
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