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アスリートの妊娠 : 利用可能エネルギー不足 (low energy availability)とは?
日常的に激しい運動を行う女性アスリートは、運動によるエネルギー消費量が食事から得られるエネルギー摂取量を上回りがちです。これを「 利用可能エネルギー不足 」といい、女性アスリートの女性ホルモン分泌や骨代謝のメカニズムに悪影響を与えます。
とくに、マラソンのように持久力を求められる競技や、フィギュアスケートや体操など審美性を求められる競技では、やせることによるパフォーマンスの向上を期待できるため、このような競技のアスリートには、この傾向が強くなります。
アスリートが、意識的に減量を行っていない場合でも、知らず知らずの内に「 利用可能エネルギー不足 」に陥っている女性アスリートは少なくありません。
アスリートの妊娠 :女性のコンディション変化は月経と共にあり
思春期以降、更年期未満の女性なら、月経(生理)周期による体調(精神的にも)の波を経験したことがある人は多いのではないでしょうか。
とくにアスリートへのアンケート調査では、9割の女性アスリートが月経(生理)周期に伴うコンディション変化を自覚しているとの報告があります。
スポーツ選手なら誰しも、月経によってパフォーマンスが左右されることは避けたいものです。月経(生理)周期によって心身に変化を感じ取ることは、女性として当然のことであり、素晴らしいことです。
ただし、競技や部活動、日々の学校生活(勉強)や仕事などが、月経によって悪影響を受けていると感じている人は、身体が何らかのSOSを出しているのかもしれません。
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