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女性なら誰しも経験する、生理中や生理前後の不快感。症状の重さには個人差がありますが、ひどい人になると仕事や学業が手につかないことも。実は、生理前後のイライラ感や痛みの中には、「うつ」の症状が隠れている可能性があります。その場合は市販の生理痛薬では対処できないため、医療機関で適切な治療を受ける必要があるのです。
生理の2大トラブル、 PMS・PMDD
閉経前の女性には、ほぼ1か月周期で月経(生理)が訪れます。この生理前に起こる体や心のさまざまな不調のことを「月経前症候群」(PMS)と呼びます。PMSは、生理前14〜16日の間に起こるとされています。この時期は「黄体期」と呼ばれ、基礎体温の高温期に相当する時期でもあります。
PMSの諸症状は、思春期以降の女性なら多かれ少なかれ経験があるでしょう。乳房が張る、顔や手足がむくむ、不眠、便秘、頭痛、めまい、吐き気──といった身体的な症状が出るほか、イライラして集中力がなくなる、無気力になる、一人でいたくなる、作業の能率が下がるといった精神的な症状が現れることもあります。
PMS(月経前症候群)の症状、治療について全般的な説明は イライラや眠気… PMS(月経前症候群) の症状 にどう対応する?をご覧ください
PMSの中でも、約5%前後に現れる重症なものを「月経前不快気分障害」(PMDD)と呼びます。PMSと比較して、PMDDはより精神症状や身体症状が重いのが特徴です。PMSもPMDDも、基本的には月経が終われば自然と回復するため、つらい症状を必死に「我慢」している人も多いのではないでしょうか。
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