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大人と子どもの手足口病 :成人の発症は?
手足口病は4歳ぐらいまでの幼児を中心とした疾患です。成人での発症は少ないものの、ウイルスの抗体を保有していなければ成人でも感染します。
成人の場合、皮膚症状がかなり強くなることがあり、3割ほどは40℃近い高熱がでて、頭痛、筋肉痛、悪寒といった症状もでます。大人の手足口病は、子どもとは比較にならないほど重症化する例があります。
大人と子どもの手足口病:重症化の可能性は?
マレーシア(1997年)、台湾(1998年)では手足口病の流行中に、急性脳炎などで急死した例が報告されています。日本においては1997年に、手足口病の経過中に死亡あるいは重篤な神経症状を合併した例が複数報告されています。
しかし、重症合併症の発生は稀なことであり、手足口病のすべての患者に厳重な警戒を呼びかける必要はないと考えられています。
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