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咽頭がんと喉頭がん の違いを知っていますか?
音楽家坂本龍一さんは2014年、中咽頭(ちゅういんとう)がんであることが分かり、すべての仕事をキャンセルして治療に専念していました。普段から健康に気を配っていた坂本さんは、喉の違和感を感じたときも、「万が一にもそれががんだとは疑いもしなかったのです」と明かしたといいます。
咽頭(いんとう)がんは喉にできるがんです。喉のがんには他にも喉頭(こうとう)がんがあります。音楽プロデューサー・つんく♂さんが声帯を摘出したのは、「喉頭がん」が原因でしたね。 咽頭がんと喉頭がん は場所も近く、名前も似ていることもあり、しばしば混同して語られることがあるようです。 咽頭がんと喉頭がん の違いについて確認しておきましょう。
咽頭がんと喉頭がん :場所の違い
喉頭は喉仏周辺の狭い範囲を指します。一方、咽頭は全長13センチほどの、鼻の奥から食道へとつながる管です。喉頭がんは発症する部位により「声門がん」、「声門上がん」、「声門下がん」の3つに分けられます。咽頭がんは「上咽頭がん」、「中咽頭がん」、「下咽頭がん」の3つに分けられます。このうち、咽頭の下部の当たる下咽頭は喉頭の近くにあるため、下部咽頭がんは喉頭がんと症状も似ています。
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