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ニコチン中毒
ニコチン中毒には、めまい、下痢、腹痛、錯乱、昏睡、マヒなどの症状があります。
日本中毒情報センターに寄せられる情報によると、小児の誤飲、誤食事故のトップはタバコによるものです。紙巻タバコ1本につき10~30㎎のニコチンを含んでいます。からだに中毒症状が起こるには、乳幼児ならタバコ1本で十分です。
経口摂取による嘔吐発現量は2~5㎎、致死量は乳幼児で10~20㎎、成人では40~60㎎となっています。液体にタバコをつけ込んだ場合は、ニコチン濃度が上がり中毒に至る危険が増します。
ニコチンを含んだ水
タバコの誤飲・誤食による事故は、やはり幼児に多い事故です。幸いなことにニコチンに強い嘔吐作用があるので、死亡に至る事故は極めて少ないようです。
食べてすぐ吐いてしまうことと、胃の中が酸性なので、溶けにくいという性質を持っているので、すぐに排泄されてしまうのです。
ただし、タバコの煮汁は要注意です。ニコチンは水によく溶けるので、タバコを浸しておくと、その水に大量のニコチンがしみこんでいます。この水を飲んでしまうと大変危険です。吐かせて口をすすいで、すぐ医療機関を受診してください。
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