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子どもの誤食事故 (誤食・誤飲)、もしものとき
5歳児以下に多いタバコによる事故。中でもタバコを食べたという時は、2cm以上食べていたら、すぐに吐かせて病院を受診してください。吐かせる場合は、子どもの頭を低くして、喉の奥に指を入れ、舌を押し下げます。
すぐに症状が出なくてもその後、嘔気・嘔吐、青白い顔色、ぐったりしているなどの状態になった場合は、ニコチンによる中毒症状です。
水や牛乳を飲ませてはいけません。何も飲ませないでください。
タバコを食べてしまった後、子どもの手にはまだタバコのカスが付いていたりします。首の周りや顔、手もすばやく洗ってください。指しゃぶりなどしますから、キレイに洗い流して乾かしてください。
具体的に子どもがどのくらいタバコを食べたか確認してください。残りのタバコの量から判断できることがあります。この情報を医師に伝えることは、適切な処置をしてもらうためにも大事なことです。飲み込んだタバコが2cm以下でも4~5時間は様子を観察してください。
ぐったりしている、顔が青白いなどがあれば、病院受診をしてください。
執筆者プロフィール:南部洋子(なんぶようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師 株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
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