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執筆:井澤佑治(ライター)
監修:岡本 良平(東京医科歯科大学名誉教授)
乗り物酔いのメカニズム について見てみましょう。
Uターンラッシなどの長距離(時間)移動で気になるのが、電車やバス、飛行機などでの「乗り物酔い」ではないでしょうか。
行きはあっという間に感じた行程も、帰りは元気がなく疲れていることが多いので、とても長く感じることがあります。
ここでは、乗り物酔いが起こる原因と、さまざまな予防法や対処法について紹介しましょう。
乗り物酔いのメカニズム :なぜ酔うのか?
乗り物酔いは、乗り物による「揺れ」や「スピードの変化」が、バランスをつかさどる三半規管を刺激し、自律神経を乱すことによって起こると考えられています。
また、「前にも酔ったから…」「自分は乗り物に弱い」といった思い込みが「酔い」を誘発しているケースもあり、ほかにもガソリンの臭いや、オーディオの音、「景色が動く」などの視覚への影響も乗り物酔いの要因となります。
また、たとえ「揺れ」や「スピードの変化」が激しい乗り物でも、それが「予測できる動き」の場合(ジェットコースターなど)は、乗り物酔いは起こりにくいといわれています。
「車を運転していると酔わない」というようなケースも同じ理由で、操作しているドライバーは曲がったり止まったりするときの状況が予測でき、体がきちんとついていけるからなのです。
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