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性器がなくなるとどうなる?
陰茎、陰嚢を切除するとどうなってしまうでしょうか。陰茎や陰嚢を切除しただけでは、直接的に命に関わることはありません。もちろん、出血が多い場合には出血性ショックなどで死亡する可能性はありますが、これまでの報道から、今回の被害男性も命に別状はないようです。
とはいえ、ひとつの器官が切断されてしまったわけですから、性器のさまざまな機能に影響が出てくることは間違いないでしょう。その場合どうなるかは、病気のために、前立腺や陰茎を切除するケースが参考になります。手術で排尿機能や性機能の障害が大きく残るのは、前立腺全摘術や、陰茎切除術などの場合です。
まず、排尿機能に関しては、部分的な切除があっても排尿をコントロールすることはある程度可能だと考えられます。これは、排尿を制御する筋肉は陰茎の付け根のほうにあるためです。一方、前立腺の全摘出術や、陰茎切除術などでは、勃起に関わる神経も一緒に切除してしまうため、勃起障害が起こります。
性器切除により男性らしさはなくなるか?
では、性器切除により男性らしさがなくなってしまうかというと、必ずしもそうではありません。男性らしさは、主に男性ホルモンにより作られています。男性ホルモンの働きによって、ひげや体毛、筋肉、骨格などの男性らしい体つきが作られます。
男性ホルモンの95%は「テストステロン」という物質で、精巣で作られます。このテストステロンがきちんと分泌されるかどうかが、男らしさが残るかどうかのカギとなります。つまり、精巣が取り除かれない限りは、男性らしさは残ると言えるでしょう。
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