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「くも膜下出血」にかかるとどうなるの?
くも膜下出血にかかると、今まで経験したなかでもっとも痛い頭痛を感じます。この痛みを「まるで後頭部をガンッとハンマーで殴られたような感じ」だと説明する人もいるほどです。重い症状の場合だと、そのまま倒れて呼吸が止まってしまうこともあるようです。
軽症の場合は「頭痛が続いておかしい…」という症状で、救急車を呼ばずに歩いて病院まで行く人もいます。
くも膜下出血にかかると約30~50%の人が死亡するといわれ、一度脳動脈瘤が破裂してしまうと、かなり重篤な状態になります。一度破裂した動脈瘤は、再び出血して死に至ったり、重い後遺症をもたらしたりする可能性が高いのです。
「くも膜下出血」は元気な人でもかかるの?
くも膜下出血の原因である脳動脈瘤は、よほど大きくなって脳の組織を圧迫しない限り、なんの症状もありません。そのため、元気な人であっても突然脳動脈瘤が破裂し、くも膜下出血になる可能性もあります。年間で2万人の人が発症すると言われています。
くも膜下出血の危険因子は、喫煙、高血圧、経口避妊薬などがありますが、必ずしも高血圧だからといって起こるわけではありません。次のような状態でも起こりやすいと言われています。
・睡眠中(10%)
・通常の状態(35%)
・排便、性交、重労働、緊張など(40%)
このように、主に力んだときに多いことがわかっています。
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