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もうすぐやってくるインフルエンザの季節。流行にそなえてワクチンを予防接種する人も多いと思いますが、いま通常の注射とは異なる「 鼻ワクチン 」が注目されています。鼻の中にシュッと噴き付けるだけで効果抜群という鼻ワクチンとはどんなものなのでしょう。
「 鼻ワクチン 」鼻でウイルスをブロック!
英語でフルミストとも呼ばれる鼻ワクチンは、インフルエンザウイルスを弱らせた生ワクチンを鼻に直接吹きかけるもの。
生(なま)ではない不活化ワクチンを使用する皮下注射と違って、体内だけでなく、ウイルスが取り付いた鼻などの粘膜でも免疫反応を起こせるのが大きな特徴。つまり、ウイルスが体内に入る前に撃退できるとして期待を集めています。
また、通常の注射ワクチンは例年流行するインフルエンザウイルスの型を予想して製造されていて、予想が外れると効果が大きく下がりますが、鼻ワクチンの場合は型が変化しても対応できる点も大きなメリットです。しかも、ほとんどの人は1度接種すると1シーズン効果が持続します。
鼻ワクチンはアメリカやヨーロッパではすでに承認されていて、通常のワクチンに比べて高い効果があるとの報告もありますが、日本では未承認。
日本で鼻ワクチンを接種する場合は、病院やクリニック単位で海外から輸入したものを使用し、料金はおよそ5千円から1万円。ただし未承認のため、何かあったときの公的な補償は受けられません。あくまで自己責任での接種となります。
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