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執筆:南部 洋子(看護師、助産師、タッチケア公認講師)
監修:坂本 忍(医学博士)
ここでは アトピー性皮膚炎の改善 についてご紹介します。
アトピー性皮膚炎は、よくなっている寛解状態と、症状がでて具合の悪くなる状態を繰り返すのが特徴です。ここでは症状の軽減に役立つ漢方の考え方について見ていきましょう。
アトピー性皮膚炎の改善 :症状によって処方される漢方薬は異なる
漢方医療では、患者の状態にあわせて、心身のバランスを立て直し、病気を改善しようとします。同じ病名でも患者によって処方される漢方薬も異なってきます。
アトピー性皮膚炎の湿疹は、体質を基盤に気血の乱れや内臓機能の失調などの体内の状態を反映していることが多いので、皮膚の症状と悪化させている因子が何なのか、何が体を攻撃して悪くしているのかを考えます。
たとえば、ジュクジュクした浸出液が出ている場合は、水分代謝と関係していて内臓機能の失調が検討されます。また、肌が乾燥して掻くと皮膚が剥がれ落ちる状態では、水の巡りが悪いと考えられます。
それぞれの症状に合った漢方薬が処方されます。
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