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PMS・PMDDの原因とは?
PMS・PMDDの原因としては、排卵直後から増加する女性ホルモン「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の影響があるのではないかと言われています。
また最近では、感情にかかわる神経伝達物質(セロトニン)の量や働きに、女性ホルモンが影響して症状が現れるのではないかとも言われています。目下、諸説ありますが、徐々に解明されつつあります。
どんな治療があるの?
PMS・PMDDともに、まずは症状について、期間や程度など、医師による問診と診断があります。受診の際には、詳しい症状や基礎体温を記したものがあるとよいでしょう。
治療としては、自分の状況を客観的に捉え専門家と話しながら理解していく「カウンセリング(認知療法)」、規則正しい生活や適度な運動、食生活、リラクゼーション方法などの「生活指導」に加え、症状や程度に合わせて、「EP配合剤」などのホルモン剤や鎮痛剤、利尿剤、安定剤、また精神症状が中等症以上の場合は、SSRI(セロトニン選択的取り込み阻害剤)などの軽い抗うつ剤などを用いた「薬物療法」を行います。
*EP配合剤とは:エストロゲン(E:卵胞ホルモン)とプロゲステロン(P:黄体ホルモン)、2種類の女性ホルモンを配合した飲み薬です。PMS・PMDDは月経中に起こる不快な症状である月経困難症を併発することも多いので、月経困難症の治療を兼ねてEP配合剤が処方されることがあります。服用中、排卵を抑えることで、不快な症状も起きにくくなります。
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