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つらい時にはがまんしないで相談を!
日本では、まだまだ月経前後の不快症状を「生理痛」とひとくくりにして捉えることが多く、PMS(月経前症候群)も、最近になって少し知られるようなってきた程度です。
PMDDにいたっては、PMSとの違いが明確になってきたこと自体ごく最近のこと。人知れず悩んでいる方も少なくありません。しかし、PMS、PMDDは、治療の対象となるものです。
仕事や家事、学業に支障をきたすほど症状が重い場合や、長年改善しない場合、PMS・PMDDの他に、もしかしたらホルモンバランスの異常や子宮内膜症、卵巣の病気といった婦人科系の病気、うつ病など精神科領域の病気が隠れている可能性もあります。
それらときちんと見極めるためにも、ぜひ一度、婦人科を受診しましょう。
※日本において、PMS・PMDDに適応のあるEP配合剤はありません。
<監修者プロフィール>
太田 郁子(おおた・いくこ)
倉敷平成病院婦人科医長、医学博士、日本子宮内膜症啓発会議実行委員
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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