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さりげない男性からの支えで頑張れることも
女性が男性のカラダを真には理解できないのと同じで、男性が女性の生理を本当の意味で理解することはできないでしょう。
女性のほうも「理解してほしい」というよりは「配慮してほしい」という気持ち。なかには「知られたくない、知らなくていい」という女性もいます。また男性がパートナー、友人、父親、職場の同僚、上司のいずれかでも、求める対応は異なるのです。
公私の公のお付き合いでは、間違っても「生理痛なのか!?」などと無神経な声かけはせず、心の中だけで思って、さりげない労わりの振る舞いを心がけましょう。具体的な対応のポイントは以下のとおり。参考にしてみてくださいね。
難しいことは保留してあげる優しさ
普段なら何ともない一言に急に怒り出したり、イライラしたり、どうしちゃったの?と思うかもしれませんが、寛大な心で。難しいことを話したり、考えを求めたり、突っかかったりはせず、また時期を見計らいましょう。
家事や仕事をサポート
生理痛がひどいと、できれば横になっていたい、という状態のときもあります。家庭では、家事を手伝うなどしてサポートしましょう。
仕事場では、「大丈夫?」「手伝おうか?」という声かけもいいですが、人によっては嫌がりますので、飲み物を差し入れたりするなどさりげない「行動」がいいかもしれません。
女性の都合を確認しよう
女性は、スケジュール立てに生理周期を意識しています。男性の都合で大切な予定を急に設定したり変更したりしないように、女性の都合を聞いてあげるのがいいでしょう。仕事面でも体力勝負の場面では、女性の訴えに耳を貸す余裕を持ちたいですね。
女性が嫌がるセリフ
「今日生理なの?」とか「何だ、生理なのか!」など、直接口に出されることはいやなものです。女性から言ってこない限り、わかっていても口には出さないほうが無難でしょう。
女性の方も甘えは禁物、治療も可能
女性を部下にもつ男性管理職の悩みで、「生理を理由に毎月仕事を休むが、対応に困る」ということが挙げられます。生理は毎月決まった日に、決まった日数くる、というものでもありませんし、症状の度合いも毎月同じではありません。
しかし、何日も休んで仕事が遅れたり、職場の人間関係に支障をきたしてしまっている場合は、治療も可能です。
女性自身も仕事や日常に支障を感じるようでしたら、婦人科で相談してみましょう。
<取材協力>
バイエル薬品株式会社
<監修者プロフィール>
太田 郁子(おおた・いくこ)
倉敷平成病院婦人科医長、医学博士、日本子宮内膜症啓発会議実行委員
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
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