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どうして「寒冷じんましん」が起こるの?
寒冷じんましんは、急激な温度の低下により、皮膚の下の血管周辺にある肥満細胞が刺激されることが原因で起こります。肥満細胞が刺激を受けると、免疫機能が働きヒスタミンという化学物質を放出します。ヒスタミンはかゆみを引き起こすと同時に、皮膚の血管を拡張させます。これにより、血液中の液体成分が外にもれだし、皮膚を赤くふくらませ、じんましんとなって現われるのです。
手足だけでなく、首やお腹、顔などにも出ることがあり、はじめはピリピリとした痛みやかゆみを感じます。かいてしまうと、じんましんが広がることもあるので注意しましょう。
「寒冷じんましん」を防ぐにはどうすればいい?
寒冷じんましんは放っておくと症状が悪化することもあれば、悪化せずにたまに出る程度で留まることもあります。何度も起こる場合は、ヒスタミンを抑える抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を病院で処方してもらいましょう。また、寒冷じんましんを起こさないために予防することも大切です。
□冬は冷たい地面に裸足で歩くことがないようスリッパを履いたり絨毯を敷いたりする
□暖房がきいているところでは薄着で過ごす
□寒い外に出るときは温かい格好をして急激な温度差を感じないようにする
□気温の低い外に出るときはマフラーや手袋を使用し、露出する面積を少なくする
□室内で汗をかいた直後に寒い外には出ない
体調が悪いと刺激に対しても敏感になるため、日頃からストレスをためず、万全な体調でいることも大事です。辛いかゆみやブツブツを脱することができるよう、冬は特に気温の変化に気を付けたいですね。
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