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アボカドオイルとは?
「森のバター」といわれるアボカドは、クスノキ科に属します。果実の皮がデコボコしていることから、抽出したオイルはワニナシ油とも呼ばれます。
果実部分を圧搾して採油されるオイルには、葉緑素のクロロフィルを含んでいるため、グリーンがかった色をしています。バターといっても動物性の脂肪とは性質が異なり、アボカドの主要脂肪組織は、不飽和脂肪酸のオレイン酸。
アボカドオイルは、血中のコレステロールを減少させ、血液の流れをスムーズにする働きで、生活習慣病の予防に役立ちます。ビタミンA郡やB郡をはじめ、βカロテンや、強力な抗酸化のビタミンEを豊富に含んでいるのも特徴です。
果実を摂取する場合、食用がメインとなりますが、オイルは料理や飲用はもちろん、スキンケアやヘアケア、石鹸や化粧品の基剤としてなど、幅広く用いることができます。
体の内側から食べてエイジングケア
食用としての毎日のエイジングケアには、オイルとしてとりいれることです。
・スムージーや栄養ドリングに加えて混ぜ、そのまま飲用します。
・パンにつけるオイルとして、バターやマーガリンの代わりに使います。
・生野菜や温野菜のドレッシングとして野菜にかけます。塩胡椒を加えたり、ノンオイルドレッシングと合わせるのもいいですね。
お好みの使い方で手軽に取り入れられる アボカドオイル ですが、摂取量は1日大さじ1杯程度が目安です。
※ビタミンEの過剰摂取は、健康を害する恐れがありますのでお控えください。
優れた抗酸化の働きで、老化や病気の原因ともなる活性酸素や酸化から細胞守ってくれるアボカドオイル。体の内側から、毎日のエイジングケアとして、手軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。外側から働きかける方法については「外用編」でご紹介します。
<注意事項>
植物オイルを利用した美容法や療法は医療のかわりではなく、美容と健康の増進や予防に役立てるものです。既往症のある方、お薬を服用されている方の使用につきましては医師の指示にしたがってください。体調や体質、利用方法によっては健康を損ねる場合もあります。それぞれの注意事項や使い方をよく確認したうえ、自己責任で使用するようにしてください。
■執筆者プロフィール
磯部 花央璃 (いそべ かおり)
JAMHA認定ハーバルセラピスト。AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。JATA認定ハーブセラピスト、ハーブティーソムリエ。日本園芸協会認定ハーブコーディネーター。植物の癒しのパワーを身を以て実感した経験から、ハーブを学ぶ。健康や美容に役立つハーブやアロマテラピーの利用方法・楽しみ方を提案。ハーバルライターとしても多数執筆中。ハーブ&アロマkaori herbalroom主宰。
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