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おたふく風邪というと、こどもの頃かかる病気というイメージかもしれませんが、大人になって初めてかかる人もいます。
今年、流行の兆しがみえる「おたふく風邪」について、今一度、気になる合併症を中心に、みていきましょう。
おたふく風邪とは
流行性耳下腺炎は、通称「おたふく風邪」と呼ばれており、ムンプスウィルスが原因の感染症です。
ウィルスは、感染した人の鼻水や唾液などに含まれ、感染経路は飛沫または接触感染です。
潜伏期間は通常2~3週間程度(平均18日前後)で、風邪に似た症状から1日程経過後、特徴的な耳下腺の腫れが、ほとんどの人にみられます。
一般的には、片側から腫れていき、1~2日で両側が腫脹することが多いのですが、片側だけで済む場合もあります。一方で、症状がはっきりしない不顕性感染も約30%にみられます。
ほとんどの人は、幼少期に罹患するため、大人になってからかかる事はありませんが、子どもの頃にかからないまま、大人になり、罹患した場合、症状が大変重く、治りにくいのです。
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