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歳を重ねると、だんだんと毛が薄くなって、抜けることが多くなり、淋しい思いをされている方々はたくさんいらっしゃると思います。
歳を重ねると、なぜ薄毛になるのでしょう?
これはもう避けられないことなのでしょうか?
まずは、健康で正常な毛が、どのようにつくられ、生え変わっていくのかをおさらいしましょう。
そもそも、頭髪の量は、すでに胎児の段階で決定されており、約10万本あるといわれています。
もちろん、同じ年齢でも個人差や人種差があるといわれています。
毛髪のサイクル
では、どのように毛は生え変わっていくのでしょうか。
毛が生え変わるサイクル「毛周期」をみてみましょう。
成長期
頭皮の皮下脂肪の深さのところに、毛を伸長させる「毛包」があります。
毛包の深部にある、毛母細胞が細胞分裂することで、毛の細胞が生まれます。
生まれた細胞が、2~6年ほどかけて、1本の毛として皮膚の表面の毛穴から出て成長します。1日平均0.35ミリ、1ヶ月で1センチほど伸びます。
退行期
その後、約2週間で生成が弱まり、萎縮。
休止期
皮膚の中では、毛母のほとんどが消失し、毛包が浅くなり、毛が抜けやすい状態となります。
2~3か月後、浅くなった毛包の下から新しい毛母の芽が出てきて新しい毛が生成され、生え変わっていきます。
健康な頭髪においては、約90%ほどが成長期、残り10%ほどが休止期の毛となります。そして、この毛周期のサイクルは、個々の毛包で行われているので、1日およそ100本抜け落ちる一方で、約100本再生するので、一定量キープされている状態です。
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