(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
喉の痛み はなぜ起こる?
医学的には、咽頭(口を開けたときに見える喉の奥の部分)と喉頭(喉ぼとけを中心とした上下3~4cmあたり)を合わせた部分を喉と言います。
喉の痛み の原因はさまざまですが、共通するのは、「喉に炎症が起き、神経が刺激され、痛みを引き起こしている」ことです。その炎症の原因は、大きく分けると、環境によるものと、細菌・ウイルス感染によるものの2つです。
環境によるもの
喉への物理的な刺激が喉の炎症を引き起こします。その一例として、以下が挙げられます。
大声の出し過ぎやしゃべり過ぎ:
声の出し過ぎは喉や声帯を酷使し、声帯の粘膜にある細い血管が破れ、出血やむくみとして炎症のシグナルを出します。
喉の粘膜の乾燥:
季節的な空気の乾燥のほか、エアコンや口呼吸(出っ歯などで常に口が開いている・鼻づまりなど)によって起こりやすくなります。乾燥がひどくなると、唾液を飲み込む時に痛みを感じるようになります。
過度な飲酒や喫煙:
タバコの煙に含まれるさまざまな有害物質は、喉の炎症を引き起こすほか、粘膜を弱めてしまうことから、更に症状を悪化させます。アルコールも粘膜を腫れさせる原因になります。
異物の付着:
ホコリや排気ガスを吸うことで粘膜を刺激し、炎症の原因になります。
細菌・ウイルス感染によるもの
環境からの原因がないのに喉の痛み がある場合、多くは粘膜に付着した細菌・ウイルスによって、喉が炎症を起こしていることが考えられます。
喉の痛み の対処法
喉に痛みを感じたときは、さらに悪化させないよう対処しましょう。
みんなは、喉の痛み にどう対応している
ネット上では、様々な「 喉の痛み 」への対処法が紹介されています。ロキソニン、トローチ、ハチミツ入りのど飴、生姜湯、大根、熱い緑茶、加湿器を喉にあてる等(ヤフー知恵袋から抜粋)。さて、どのような対処法が有効なのでしょう?
喉の痛み の原因が環境にある場合
大声やしゃべり過ぎが原因であれば、喉を休めることを優先させましょう。
空気や室内の乾燥が進むと、さらに粘膜が傷つきやすくなります。そこから細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなり、さらに炎症を悪化させてしまいます。室内の加湿や、マスクを付けるなどして、喉の粘膜を悪化させないようにしましょう。
喉が痛いときは、タバコやお酒も控えましょう。また、外出する際も、人ごみの多いところ、繁華街、満員電車などは、避けたいものです。
喉の痛み の原因が細菌・ウイルス感染の場合
免疫力が弱ってきているときには、細菌やウイルスが入ってきやすくなります。疲れがたまったり、ストレスが強かったりしていますので、ゆっくり身体を休める必要があります。特に睡眠時間をたっぷりとりましょう。
発熱、喉の腫脹、関節痛など、症状がひどくなっていくようならば、受診して薬の処方を受ける必要があります。
スポンサーリンク