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執筆:Mocosuku編集部
「女のクセに」「男のクセに」といった物言いに代表される「 ジェンダー・ハラスメント 」。
セクシュアル・ハラスメントという言葉は、「セクハラ」という略語も含めて広く知られるようになりましたが、ジェンダー・ハラスメントは問題になることが多いにも関わらず、いまだ認知度が低いのが実情のようです。
ここでは、「性別に対するイメージ」によるいやがらせともいえる ジェンダー・ハラスメント について解説しましょう。
ジェンダー・ハラスメント :「女性とは(男性とは)こうあるべき」というイメージ
セクハラの一形態ともいわれるジェンダー・ハラスメントとは、ひとことで言うと「性別に関するハラスメント」のことです。
セクハラという言葉が「性的いじめ」や「性的いやがらせ」を指すことが多いのに対して、ジェンダー・ハラスメントは「女性とはこうあるべき」「男性とはこうあるべき」という価値観に基づいておこなわれる「いじめ」や問題発言を指す場合が多いようです。
たとえば、ジェンダー・ハラスメントとして報告されることの多い「結婚」に関する問題発言(「まだ結婚しないの?」「なんで結婚しないの?」など)は、「女性(あるいは男性)はこれぐらいの年齢で結婚しているべき」という価値観や思い込みによるものといえるでしょう。
都道府県の労働局などには、さまざまな相談が寄せられるそうですが、その大半は女性なのだそうです。
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