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血液不足の兆し
少子化や超高齢化の問題は、さまざまなところに波及していますが、献血協力者数にも影響が出てきています。
年齢分布からいうと、輸血を必要とする方は60代以上の高齢者が多いのが通常です。ですから今後、輸血の必要な患者は増していくことが予想されます。
一方で、献血をしている方はといえば、10代~30代の献血協力者の数は、10年前に比べて30%も減少しています。高齢者世代の増加にもかかわらず、献血ができる年齢の減少と協力者の減少によって、今後の血液不足は危惧をもって予測されています。
生きた血液の確保の難しさ
毎日のようにつねに献血の協力を呼び掛けている理由は、生きた血液には保存期限があるからです。残念なことに目下、血液製剤を人工で作ることはできません。そのため、つねに新鮮な献血による血液を必要としているのです。
輸血に使われる血液製剤には、いくつか種類があり、それぞれに保存期間が決まっています。赤血球は21日間、血小板は4日間です。
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