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仕事と失神 :失神のとらえ方
失神の原因を見つけることは困難です。失神発作の多くは一度きりであることも多く、そのような場合は、病気が原因とは考えにくく、自律神経反射を介するものと推測されます。
逆に、繰り返して失神発作が起こる時や、高血圧症、糖尿病、心臓・血管疾患、脳疾患など基礎疾患がある場合、高齢者である場合などは何らかの病気が原因となっていることが疑われます。長時間の立位・座位や排尿・排便後などが誘因となり、前駆症状を伴って失神がある場合などは、専門医を受診しましょう。
診断と注意点
診断では、不整脈などの心疾患、脳動脈硬化症などの脳疾患などを考慮しながら、注意深く検査を進めます。特に異常が見つからなかった場合も、精神的ストレス、睡眠不足、過労、過度のアルコール摂取などを控えるべきです。もちろん、疾患が見つかった場合は悪化を防止するために禁止されます。
●執筆者プロフィール:
南部洋子(なんぶようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師 株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
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