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執筆者:井上 愛子(保健師)
監修医:石川 毅(アイデンタルオフィス恵比寿 院長)
虫歯の原因はプラーク(歯垢)です。プラークコントロールを十分にすることで、つまり、歯磨きをしっかりとすることで、虫歯を防ぐことが可能になります。虫歯になりやすい人とそうでない人の違いは、歯磨きがしっかりとできているかどうかにかかっています。
虫歯を放置すると、最悪、死に至ることもあります。
ではなぜそうなるのか、その原因からみていきます。
虫歯を放っておくと…
虫歯を放置すると痛みが強くなるだけでなく、死に至る可能性もあります。
というのも、虫歯の原因となる虫歯菌(ミュータンス菌)は、糖分をエサにして酸を作り出します。この酸によって歯が溶け、進行すると歯に穴が開きます。それが歯の神経(歯髄)に到達すると痛みを感じるようになります。
さらに進行すると、神経が死んでしまい、これを取り除かないでいると次第に腐敗し、細菌や膿を産み出し、顎の骨の中にまで広がっていきます。
すると、骨の中の血管をとおして、血流にのり、顎の骨の中に侵入した細菌・膿は全身にばら撒かれ、肺炎や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こすなど、死や重篤な後遺症が残ってしまうこともあるのです。
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