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知っておきたい虫歯について

虫歯の基礎知識 を確認しておきましょう。これだけ医学が進歩しても、虫歯が人間の大敵である事実は変わりません。たいていの人は大なり小なり虫歯を経験したことがあるでしょう。では、そもそもどうして虫歯ができてしまうのでしょうか? いまさらすぎる質問かもしれませんが、きちんと理解している人は意外と少ないかもしれません。この記事では、虫歯を適切に予防・対処するために、そのメカニズム再認識しましょう。

基本的な歯の構造を知る

虫歯のメカニズムを知るには、まず歯の作りについて知る必要があります。私たちの歯は4つの材質で構成されています。いちばん表面の、普段目にする白くて硬い部分は「エナメル質」といい、歯肉(歯ぐき)から上の歯の頭の部分を覆っています。また、歯肉内部の歯の表面は「セメント質」と呼ばれ、顎の骨と接着しています。エナメル質やセメント質の内側の層は「象牙質」。さらにその内側は「歯髄」と呼ばれ、血管や神経が絡み合っています。
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歯垢が歯石になり、そして虫歯へ

「虫歯」とは、口の中の細菌が作った酸によって歯が欠けたり穴が開いたりする病気です。上記のように多重構造になっている歯が酸で溶かされ、さらに奥へと細菌が入り込み、ついには歯の中心にある歯髄にまで達してしまいます。この歯を溶かす酸を放出するのが「ミュータンス連鎖球菌」という細菌で、一般に虫歯菌と呼ばれているものです。虫歯菌は誰の口内にも常に存在しているたくさんの細菌の1つで、私たちが食事をするたびに栄養を取り込んで酸を放出します。虫歯菌と食べ物の細かいカス、唾液が結合すると「歯垢」(プラーク)となって歯の表面に付着します。

歯垢の中で虫歯菌が酸を大量に放出すると口の中が酸性に傾き、これによってエナメル質が溶け出します。これが虫歯の始まりです。この段階であれば、唾液の作用や歯みがきによって口の中はアルカリ性に戻り、溶けかかったエナメル質も再石灰化によって修復されます。しかし、歯垢が取り除かれないまま放置されると、次第に「歯石」へと変化します。歯石は歯みがきではとれないため、その周囲が次第に溶けて虫歯が進行するのです。

虫歯の基礎知識 :虫歯の程度と治療法

歯科検診で耳にする「C1」「C2」……というのは、虫歯の進行度を表す数値です。C1以上は歯科治療を必要します。虫歯が厄介なのは、エナメルのみ質が溶けているC1の段階では無痛な点です。痛みが生じるのは、象牙質に達して(C2)から。象牙質はエナメル質に比べて軟らかいため、C2以降は進行が速くなります。虫歯は、下記の5段階に分類されます。

C0

エナメル質の透明感がなくなり、チョークのようになっている状態。まだ穴は開いて折らず、無症状。この段階では、歯みがきなどのセルフケアで歯の健康を取り戻せる

C1

エナメル質が溶けて、浅い穴ができた状態。この段階ではまだ無痛だが、歯科治療をしないと治らない。虫歯の部分を取り除き、その部分に樹脂や金属を詰めて治療する

C2

虫歯が象牙質にまで進行した状態。痛みを感じたり、冷たいものや甘いものがしみたりする場合がある。治療では、虫歯の部分を取り除いた後、金属や樹脂の詰め物をする

C3

虫歯が歯髄にまで達した状態。歯髄への感染の程度によって激しく痛む場合もあれば、あまり痛みを感じない場合もある。また、熱いものがしみるようになる。この段階になると歯の神経を抜かなければならない場合もある。治療は歯の神経を抜く(または保護する)処置のあと、金属や樹脂の被せ物ををする

C4

歯のほとんどがなくなっただけでなく、歯の根(歯ぐきに埋まっている部分)までが虫歯に侵された状態。こうなってしまうと治療できないため、抜歯するしかない

定期的に歯科医で診てもらうのが理想

前述したように、C1までの虫歯は自覚症状がありません。特に痛みを感じなくても、検診の意味も含めてできれば半年に1度、最低でも1年に1度は歯医者に通うようにしましょう。

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