(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:Mocosuku編集部
「老後は夫婦でゆっくり旅行でもしながらのんびりと過ごそう」
そんなふうに考えている人も多いのではないでしょうか?
これまでは、長年連れ添った夫婦が、子どもの自立や定年退職を機に、夫婦水入らずの一緒の時間を過ごすというのが、理想的なあり方だとされていました。
ところが最近では、夫婦で別々にそれぞれの人生を楽しむ「卒婚」というスタイルが受け入れられてきています。
いったい「卒婚」とはなんなのでしょうか?
また、なぜそのようなスタイルを望む人が増えているのでしょうか?
籍は入れたまま…「卒婚」って?
「卒婚」とは作家、杉山由美子さんの著作「卒婚のススメ」から生まれ、一般的に浸透してきている新語です。
「卒婚」とはいったい何なのでしょうか?
結婚を卒業してお互いに自由に生きること
「卒婚」と聞くと離婚と似たようなイメージを思い浮かべる人も多いでしょう。
「卒婚」は籍を入れたままでお互いに独立した人生を歩む新しい結婚の形態のことを言います。
「結婚」というと「夫が仕事」「妻が家事」など、互いの役割が明確に決められることが多く、どちらか一方が我慢する結果になりがちでした。
「卒婚」は、これらの役割から離れ、それぞれが独立したうえで、自分のやりたいことに自由に取り組んでいく新しいライフスタイルの形式です。
同居しても別居しても仲良し
結婚の形式にとらわれない「卒婚」は、セカンドライフとして片方が田舎に隠居するケースもあります。
月の半分を実家や海外で過ごし、もう半分を一緒に過ごすなどお互いの生活を行き来することも。
同居していても別居していても夫婦が仲の良いことに変わりはなく、お互いに気を使うことや干渉し合うことをしないのが特徴です。
スポンサーリンク