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執筆:山本 ともよ(栄養管理士)
同じ生活習慣をしているのに、病気になる人とならない人がいる。同じ物を食べても太る人と太らない人がいる。花粉症の症状が悪化している、これらはすべて、腸内フローラの影響なのでは?と、今、注目されています。
腸内フローラの正体
腸内にはたくさんの腸内菌がすみつき、その数は100種類以上、約100兆個、重さにすると約1kgにもなります。多種多様な腸内菌が種類ごとにまとまりをつくりながら、腸内に壁面を作って生息しています。その様子を花畑(フローラ)にたとえて、「腸内フローラ」と呼んでいます。
腸内フローラに生息している腸内菌には、善玉菌と悪玉菌がいますが、これは3割程度。大部分は日和見菌が占めています。日和見菌は、善玉と悪玉の割合によって、善玉が増えれば善玉の働きをしますが、悪玉が増えれば悪玉の働きをするという性質をもちます。この腸内フローラの腸内菌バランスは生活習慣や年齢などによって異なります。
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