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加齢黄斑変性の治療法は?
加齢黄斑変性には「滲出型(しんしゅつがた)」と「萎縮型(いしゅくがた)」という2つのタイプがありますが、日本人に多いのは「滲出型」です。
網膜の外側の脈絡膜から異常な血管(新生血管)が伸びて、出血したり、水分が漏れたりして黄斑を傷つけるのです。
治療としては、新生血管を成長させないよう、目に直接注射をする方法があります。
白目の部分に針を刺して、硝子体に薬を注入するのです。外来で治療を受けられますが、1~2か月ごとに注射をして、1回あたりの費用は保険適用で3割負担でも5~6万円ほどかかります。
またレーザーを使った治療もあります。
薬を点滴して、特殊なコンタクトレンズの上からレーザーを照射して、新生血管を退縮させ、焼灼(焼きつぶす)する方法です。
自己チェックで早期発見、コレを試して!
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加齢黄斑変性をセルフチェックするには、「アムスラーチャート」とよばれる、碁盤の目のように格子状の線が描かれた図を使う方法がよく知られています。
日常生活でも次のような方法でチェックすることが可能です。
□ 障子の桟、窓のサッシ、壁のタイルなどを見つめて、線がゆがんでいないか
□ 新聞や雑誌を30cmぐらい離して、真ん中が見えない、ぼやけるところがないか
□ 方眼紙、原稿用紙、碁盤などの格子上の線を見つめて、線にゆがみがないか
□ 高いビルやタワーを眺めて、一部分がゆがんで見えることがないか
以上を片目ずつ、左右の目を交互に見てください。
ふだん、私たちは左右両方の目で物を見ています。
片方の目に異常があっても、もう片方の目が補ってしまうので、なかなか気づくことができません。
加齢黄斑変性は、左右の目に同時に発症することはほとんどありませんので、必ず片目ずつチェックしましょう。
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