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執筆:井上 愛子(保健師、助産師、看護師、保育士)
身近で起きるケガや不調があったとき、病院に受診する前に応急手当てをしますよね。
あなたは「応急処置の基本」ができているでしょうか?
ケアの基本を踏まえていれば、身体の自然治癒力を活かした、正しい措置をとることができます。
応急処置の基本 :ケガ直後のケア
「RICE」という言葉を知っていますか?
捻挫や打撲など、ケガ直後のケアの基本を示す略語です。転んでケガをした時に、知っていれば慌てずに済みます。
Rest(安静)
なるべく安静に。時にはテープや包帯で固定することも必要になります。
Icing(冷却)
氷のうや冷感シップなどで患部を冷やします。炎症の広がりを抑えます。事故後30分以内が効果的です。
Compression(圧迫)
腫れや内出血を最小限にするため、包帯などで軽く圧迫します。強すぎや長時間の圧迫は、血液循環を妨げてしまうのでNGです。
Elevation(持ち上げる)
腫れや内出血などを防ぐため、患部を心臓より高い位置に上げると、血液やリンパ液の流入を抑えられます。足首や膝なら台の上に乗せるなどしましょう。
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