(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
いつからどうして、利き手が決まるの?
2歳頃までは、子どもは左右両方の手を使います。そして、3~4歳くらいになると、右利きか左利きかがはっきりしてきます。
利き手がどのようにして決まるのかは、遺伝的に決まっている、胎児の初期段階で決まるなど諸説ありますが、まだ正確には解明されていません。
ただし、利き手と脳の働きには深い関係があると考えられています。
利き手矯正の悪影響
子どもの利き手を強制しようと、親が子どもに無理に持ち替えさせたり、左手を使うと叱ったりすると、子どもにとってはかなりのストレスになります。
当然ながら、子どもは右利き・左利きの意味を理解できないので、遊んでいることを叱られているように解釈してしまう可能性もあり、意欲を失っていく原因にもなり得ます。
また、親からの矯正が厳しいと、親の前では右利き、いないところでは左利きというような使い分けをして、それが良心の呵責を生んでしまうことにもなりかねません。
精神的な問題だけでなく、ひどい場合にはストレスからてんかん発作や吃音、チック、夜尿症などが出ることもあり、利き手を矯正することは子どもにとって良くないことがわかってきました。
以上のような子どもへの弊害を考慮して、現在では、無理な矯正はしないという考え方に変わってきました。
スポンサーリンク