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疲労のメカニズム
それでは、心身の限界を超えた仕事やできごとに直面したとき、身体ではどのようなことが起こっているのでしょうか。
心身にストレスがかかると、エネルギーを多量に消費し、エネルギー不足状態になります。そうすると、身体はエネルギーを作り出すように働きます。
エネルギーを作り出す過程で生じるのが「活性酸素」。オーバーワークになると活性酸素の量もグンと増えます。その結果、細胞は活性酸素に傷つけられます。
脳も神経も筋肉も、身体のほとんどは細胞でできていますので、1個1個の細胞が機能低下に陥ると、全体的な働きも鈍くなってしまうのです。
また、細胞が傷つくと、そこから疲労因子FF(ファティーグ ファクター)が発生し、それが蓄積することで疲労を感じることもわかっています。
疲労回復のメカニズム
疲労が起こる一方で、人の身体は上手くできており、疲労回復の働きも存在します。
例えば、エネルギー不足になると、食欲が刺激されて、エネルギーを補給します。また、人の身体には、活性酸素の働きを抑える抗酸化力が備わっています。
抗酸化力は年齢とともに低下するため、抗酸化作用のある食品を摂ることで、その低下を遅らせることができます。さらに、人には、疲労因子FFの発生に反応して、傷ついた細胞を修復し、疲労因子FFを除去するのが疲労回復因子 FR(ファティーグ・リカバー・ファクター)が備わっています。
FRを増やす方法は、食事と運動。
では、FRを増やすためには具体的にどのようなことを心がければよいのか、次の段落でご紹介しましょう。
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