(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
疲労を溜めない予防策
身体には、疲労を回復する機能がありますが、多くのストレスがかかる場合には、より積極的に「回復」を促す対策を実践することが予防策となります。
睡眠を十分にとる
睡眠は細胞修復の時間。疲労を残さずに1日をスタートするため、十分な睡眠時間をとりましょう。
疲労回復に働く栄養素を摂る
1日3回のバランスのいい食事に加え、疲労蓄積の原因と言われる活性酸素を抑える抗酸化作用のある食品や疲労回復因子「FR」を増やしてくれる成分を含む食品を摂りましょう。どちらにも働くとっておきの成分がイミダゾールジペプチドという特定の動物の筋肉中で作られる物質の総称。
そのうちのひとつが「バレニン」という成分。聞き馴染みのない名前かもしれませんが、これを含む食品の代表例がクジラです。食品として摂るのが難しい場合は、その筋肉成分を含むサプリメントにより補うのもおすすめです。
軽い運動をする
運動をすると、疲労因子FFが増えます。それに反応して、疲労回復因子FRも一緒に増えていきます。FFは安静にしていれば30分程度で無くなりますが、FRは、運動後数時間に渡って体内に残り、FFを除去してくれます。
日常の何気ない生活ですが、ちょっとした自分への気遣いが疲労を溜めない予防策となります。「毎日、疲れがとれない…」と悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。
<執筆者プロフィール>
山本ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士、サプリメントアドバイザー、食生活アドバイザー
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人
の食生活指導など活動中
スポンサーリンク