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「弱暖房車」が存在しないワケ
ところで、夏に「弱冷房車」はあっても冬に「弱暖房車」はありませんね。
冬場でも車両には「弱冷房車」のステッカーがそのまま貼ってありますが、冬場はすべての車両の温度設定は同じです。これは、寒さに対する感じ方は人によってバラツキがありますが、暑さに対しては同じ感覚を持つことが多いのが理由です。
冬場は全体的に暖房を弱めに効かせてあり、暑い場合に暖房を止めます。温度が下がらなければ送風して外気を取り込み、それでも十分に温度が下がらない場合にのみ冷房を入れるという決まりのようです。
女性のほうが冷房に弱い?
一般に、男性には「弱冷房車は不要」と考える人が多いのに対して、女性のなかには「女性専用車両を弱冷房車にしてほしい」という声もあります。
これは、男女によって体感温度に2℃ほど差があることが原因です。
男性は女性と比べて脂肪が少なく、筋肉の量が多い傾向があります。そのため、女性よりも男性は代謝がよく、身体のなかで熱を作りやすいのです。男性に暑がりの人が多いのもそれが理由です。
一方、女性は男性よりも脂肪が多い傾向にあります。脂肪は熱を通しにくく温まりにくい性質があるため、冷房が苦手という女性が多いのです。
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