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育児疲れの症状
疲労が蓄積すると、頭痛、風邪や乳腺炎を起こしやすくなる、イライラしたり、集中力が低下しやすくなるなど、さまざまな症状が起こります。また、そんな状態が続くと産後うつに繋がることもあります。
育児疲れの具体策
貴重な自分の時間に実践してもらいたいスタミナをつけるための具体策を紹介します。
<良質な睡眠をとる>
睡眠は、記憶の整理や感情の調整を担うとされるレム睡眠と、脳の活動は抑えられ、心身の休息を担うノンレム睡眠が交互に繰り返されています。
一般的にレム睡眠とノンレム睡眠は1セット90分として繰り返されています。お子さんが寝たタイミングでうたた寝、気持ちがいいところで泣き声で起こされる・・・なんてことありませんか?たまにはご主人や家族にお子さんを見てもらい、90分のタイマーをかけて、良質な睡眠に取り組みましょう。
<スタミナアップの食事をする>
手軽に食べられるものとして、パンやたまごかけごはん、カップラーメンなど、主食中心で済ましているお母さんは多くいます。
しかし、それだけではエネルギー補給はできるものの、疲労回復に働くビタミンB群やビタミンC、鉄分など、ビタミン・ミネラルが不足しがち。また、最近では「イミダゾールジペプチド」という成分が、疲労回復に作用すると注目されています。
「イミダゾールジペプチド」の主要な成分として、「バレニン」等があります。これは、クジラ等に含まれる成分です。疲労回復に働く成分は、肉・魚・野菜・果物などに多く含まれるため、主食・主菜・副菜をそろえることが必要です。
食事に十分な手間をかけることが難しい時でもありますので、食事を摂ることに加え、バレニン等疲労回復に効果のある成分を含むサプリメントで補うのもいいでしょう。
<ひとりで買い物に出かける>
お子さんの抱っこや家事、運動は十分やっているという方は多いでしょう。しかし、たいていは決まった動きの繰り返しで疲れは溜まる一方です。
時にはお子さんを預けて、近くのスーパーでも、周りの景色を見ながら自分のペースで歩き、気分をリフレッシュするための有酸素運動をしましょう。
お休みのない育児、周りの協力を得ながら楽しむことが、お子さんにとってもお母さんにとっても大切なことですね。
<執筆者プロフィール>
山本ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士、サプリメントアドバイザー、食生活アドバイザー
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
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